
でも、一人じゃない。
発起人のあいさつ
ろんこびとの発起人、百瀬崇です。
2024年1月にろんこびとを一人で勝手に立ち上げました。
コロナ後遺症を患ったことで「理解されにくい患いを抱えて生きること、生きる人、生きる社会」に関心を持つようになりました。
理解されにくい上になかなか治らない患いを抱えて、それでも生きていくために、人は、社会は、どうしたらいいのか。漠然としていますが、そういったことを考えていきたいと思っています。

お知らせ
●「愚痴会」の開催中止について NEW
12月に開催を予定していた「ろんこびとの愚痴会」は中止いたします。ご了承ください。
●クラウドファンディングに応援メッセージを寄稿しました
8月23日~30日にノルウェーのオスロで開催された「ホームレス・ワールドカップ」に日本代表を派遣するため、NPO法人ダイバーシティサッカー協会がクラウドファンディングに挑戦しました。その際、クラウドファンディングのウェブサイト(READYFOR)にろんこびとの百瀬崇が応援メッセージを寄稿しました。本サイトの「ぐちつぶ広場」に寄稿した文章を掲載しました。ぜひご覧ください。
イベント情報
※いずれのイベントも参加者の個人情報は適正に管理し、目的外に使用することはありません。
現在開催中のイベントはありません

ボランティア募集
現在は募集を行っていません。

※ご入力いただいた個人情報は、ニュースレターの配信にのみ使用いたします。
ぐちつぶ広場
どなたでも自由にぐちったり、つぶやいたりしてください。
Helvetica Light is an easy-to-read font, with tall and narrow letters, that works well on almost every site.
リンク
私たちのとうびょうき
「「私たちのとうびょうき」は、弁護士・青木志帆さんと新聞記者・谷田朋美さんによる往復ウェブ連載。慢性疾患と共に生きる二人が、生きづらさを言葉に紡いでいきます。」(現代書館のnoteから)
ろんこびとの概要
団体名称:ろんこびと
組織形態:任意団体
発起人:百瀬崇
連絡先
メール:momose[a]longcobito.com
[a]を@に置き換えてください。
※発起人の体調によって返信が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください。



愚痴会参加させていただきました。たくさんお話できて楽しかったです!もやもやも吐き出せて、すっきりしました✨
ありがとうございました!
本日の会に参加させていただいたひろです。
同じ後遺症の方と色々とお話できて、とても有意義な時間を過ごせました。次回も是非参加したいと思います。
今の仕事は「生きること」なのかもしれない。
ろんこびと発起人の百瀬崇です。
8月23日~30日にノルウェーのオスロで開催される「ホームレス・ワールドカップ」に日本代表を派遣するため、NPO法人ダイバーシティサッカー協会がクラウドファンディングに挑戦しました。その際、クラウドファンディングのウェブサイト(READYFOR)に以下の応援メッセージを寄稿しました。なお、クラウドファンディングは目標金額の100%を達成して終了しました。
―――
高校でサッカーを始めてから、下手の横好きで40年ほどサッカーやフットサルを続けてきました。
50歳を目前にして、気軽にフットサルができるチームを探していたときに友人の紹介で、後に「ダイバーシティサッカー協会」がサポートすることになるフットサルチーム「野武士東京」の存在を知り、ボランティアとして参加するようになりました。2019年のことです。
当時からつい最近まで、「フットサルを楽しめるところがあればいいや」と思っていた私は、野武士東京チームの理念などについてあまり考えることはありませんでした。
コロナ後遺症と孤独
2022年に私は新型コロナウイルスに感染しました。その後、強い倦怠感やブレインフォグ、睡眠障害といったコロナ後遺症の症状が現れて離職。現在も自宅療養を続けています。
コロナ後遺症はその原因がまだはっきりとわかっていないようです。治療法も確立されていないため、自然に治るのを待つ日々が続いています。
健康に見えるせいか「病は気から」「やる気の問題」などと言われることもあります。ですから患っていること、苦しんでいることを信じてもらうことから始めなければなりません。
なかなか信じてもらえないことに腹を立て、口論になることもあります。そうしたことが嫌になって人と距離を置くようにもなりました。
頭も体も具合が悪いので、当たり前の“働くルール”を守ることもできません。
働けないと居場所がなくなります。そして、孤独を感じるようになりました。
仲間に入れてくれるフットサルチーム
そんな中で昨年、コロナ後遺症やそれに類する患い(例えば、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS))を持つ人が自助グループ活動などを行う任意団体「ろんこびと」を、一人で勝手に立ち上げました。
孤独の苦しさを和らげる方策の一つです。
野武士東京チームの練習に参加することも孤独の苦しさを和らげる方策の一つです。
とはいえ、頭と体の重だるさや労作後疲労(PEM)といった症状があるため、フットサルはできません。軽くウォーキングサッカー(狭いコートで走らず、歩いて行うサッカー)をしたり、練習の参加者たちとおしゃべりに興じたりするぐらいです。
ですが、それが楽しいのです。
野武士東京チームの練習の参加者たちが私の患いについてどれほど理解してくれているのかはわかりません。
でも、ふらっと練習会場に行けば、当然のように仲間に入れてくれる。これがとても心地いいのです。
ちなみに、今は自分がボランティアとして参加しているという意識はありません。そんなことはどうでもいいと思っています。
ただ、野武士東京チームがどういう理念を持っているのかといったことを考えるようになりました。
ルールを守らないフットサルはつまらない?
私も参加したことのある「ダイバーシティサッカー・フェスティバル」は、年に一度開催されるフットサルの大会です。
その大会には様々なチームが参加します。強いチームも弱いチームも、サッカーが上手い人も下手な人も参加します。
そして、すべての参加者が楽しめることを意図してのことだと思いますが、対戦するチーム同士で話し合い、試合のルールを変えることが許さています。
サッカーやフットサルの試合はルールを守らなければ成立しません。しかし、ルールによってフットサルを楽しめない人がいるのであれば、そのルールを少し変えることを考えてみてもいいのかもしれません。少なくとも、そういう発想を持ってフットサルを楽しむチームや大会があってもいいと思います。
「ルールを守らなければフットサルがつまらなくなる」――。
以前の私ならば、きっとそう思っていたはずです。というか、今でもその気持ちはあります。
ですが、ほとんど社会参加できない今の私にとって、ルールを変えてもいいという発想はとても魅力的です。
なぜなら「少しルールを変えてくれたら、今の私でももっと社会参加できる可能性が生まれる」という考えにつながるからです。
誰もが生きることを楽しめる世の中に
2026年にアメリカ、カナダ、メキシコで共催されるサッカーのワールドカップは世界で最もサッカーが強い国を決める大会です。ですから、サッカーの上手い選手が出場します。
でも、ホームレス・ワールドカップは少し違うようです。少なくとも日本代表チームは違うようです。代表選手に選ばれる基準はサッカーの上手さだけではないみたいなのです。
「みんながフットサルを楽しめるようにルールを変えてみよう」という発想、大げさに言い換えると「誰もが生きることを楽しめる世の中にしてみよう」という発想がここにもあるようです。
おもしろいと思います。
そして、その発想や試みは私自身を救ってくれるような気もしています。
―――
【参考】
NPO法人ダイバーシティサッカー協会
https://diversity-soccer.org/
HOMELESS WORLD CUP
https://www.homelessworldcup.org/
世の中に努力していない人などいないと思う。
気は病から、とか。
どうすれば治るのかなあ。
誰だって大変なのはわかっているけど、しんどいなあ。
起き上がるのがキツい。時間が掛かる…。
NHK(Eテレ)の番組「ハートネットTV」のウェブサイトに「「コロナ後遺症」あなたの声を聞かせてください」と題し、コロナ後遺症の悩みや体験を入力するフォーム(400字以内。患者だけでなく家族なども対象)が用意されています。
以下、同サイトからのコピペと同サイトのURLです。
「新型コロナウイルスの罹患後症状(いわゆる後遺症)の悩みや体験を教えてください。お寄せいただいた内容は、番組を作る上での参考にさせていただきます。」
https://www.nhk.jp/p/heart-net/ts/J89PNQQ4QW/